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周桑産アムスメロンのタルト。タルトに使うシュクレ生地も、チーズのアパレイユも全て手作り。さっくり。そして濃厚に焼き上げたベイクドチーズタルトの上にたっぷりとアムスメロンを飾って仕上げました!

ケーキ屋さんやカフェなどのショーケースに並ぶ、美味しそうなお菓子たち。
「お店の手作りって書いてある!ちゃんと作っているお店なんだ!」
皆さま、当たり前にそう思いますよね?

料理屋さんに入って「手作り〇〇」と書いてあったら、このお店で作っているんだ!と思いますよね?

実を言うと、私自身もこの業界で働くまでは、ずっとそう信じていました。
ですが、お菓子作りだけでなく、居酒屋やカフェレストランなど料理の世界でも働いてきたからこそ見えてきた現実があります。
それを知った時、「そっか…そうなんだ…」と、心にぽっかり穴が空いたような寂しい気持ちになり、どこか騙されたような気分になったことを今でも覚えています。

このページは、皆さまに「知らずに選ばされている」現状を知っていただき、そういった「手作りの罠」を見抜く力を養っていただくための一つの知識として書かせていただきました。
もうそんなの知ってるよ!という方は、ごめんなさい。

1から作らなくても「手作り」と謳える現実

お店で「当店の手作りです」と販売されているケーキや料理。
必ずしも「1から素材を計って作っている」とは限らないようです。

例えば、こんな裏側があったりします。

  • 「〇〇産の栗を使用!手作りモンブラン」
    自分たちで生の栗を仕込んでペーストにしているお店ももちろんあります。でも、実は「〇〇産栗のペースト(業務用)」というものがたくさん販売されていて、それを仕入れて絞っただけでも「手作り」と謳えてしまうこともあります。
  • 「自家製!栗の渋皮煮のブランデー漬け」
    海外産の安い栗の渋皮煮の缶詰を購入して、お店のブランデーやワインなどで炊き直しただけで、あたかも1から作ったかのように見せる技もあります(もちろん、本当に1から作っているお店もたくさんあります!)。
  • 「お店で焼き上げた手作りクッキー」
    粉から配合しているわけではなく、業者から「冷凍のクッキー生地」を仕入れて、お店のオーブンで焼いただけ、ということも。
  • 「当店自慢の手作りタルト」
    工場で大量生産された「焼成済みのタルト台」を仕入れ、そこに水や牛乳と混ぜるだけの「カスタードクリームの素(パウダー)」を流し込んでフルーツを乗せただけ、というケースも少なくありません。
  • 「手作りハンバーグ」や「自家製唐揚げ」
    お菓子業界だけではありません。飲食店のハンバーグや唐揚げも、業者が作った冷凍品を湯煎したり揚げたりしただけで「自家製」「手作り」として出されていることが多々あります。
  • 「こだわりの自家製ソース・ジャム」
    業務用の大きな缶詰やパウチのものを小分けにしただけだったり、そこに少しだけ生のフルーツを混ぜただけだったり…。

あんまり言いすぎると人間不信になってしまいそうなので、この辺にしておきますね…
でも、「手作り」という言葉の裏には、こうした少し曖昧なルールが隠れていたりします。

これに加えて、「添加物」に関するさらに深い深い闇もあるのですが…書ける内容がありすぎるほどなので、そちらについてはまた次回のブログでじっくりお話しさせてください。

だから私たちは「自家製」や「山から採ってきた」と伝えます

当店が、わざわざ「自家製!栗の渋皮煮」と謳ったり、「よもぎを山から採ってきました」とお話ししたり、「1から手作りしています!」とお伝えするのには、深い意味がありました。

「本当に自分たちの手で作っているんだよ」
当たり前のことだけど、当たり前でないことをどのように伝えるか。悩んだ末に出した答えがそこにありました。

私たち和洋菓子心は、タルト生地はもちろん、中に入れるジャムやペーストもすべて自社工房で1から手作りしています。
看板商品であるマカロンも、着色料に頼らず、苺や国産紫芋、高級宇治抹茶など、100%自然の食材のみで色を出しています。

なぜなら、夫である店主(やすくま)自身が、食べ物のことを知らずに大きくなったこと、重度アレルギーやバセドウ病などの辛い経験をしてきたという後悔があるからです。
彼が身をもって経験した辛さを知っているからこそ、作り手として効率や見た目のために妥協することが絶対にできないのです。

知った上で、選んでいただくために

今日お話ししたことは、知らなければ知らずに済んでしまうことかもしれません。
でも、知らずに買わされるのと、本当のことを知った上で罠を見抜き「選んで買う」のとでは、意味が全く違います。

安価なもので済ませたいとき、ちゃんとしたものを贈りたい時など、TPOによって使い分けることがあるかと思います。

正しい知識を持つことは、ご自身や大切な人の健康を守ることに繋がります。
このお話が、皆さまの毎日の選択に少しでもお役に立てれば幸いです。

もし、お祝いや内祝いなど、大切な場面の贈り物で心から安心できる「本物」が必要になった時は、私たちが一つひとつ1から手作りしているお菓子を思い出していただけたら嬉しいです。

\選択肢のひとつとして/
代表 かなくま
かなくま(代表)製菓衛生師国家資格取得 / 二児の母

夫(店主やすくま)がアレルギーや病気を乗り越える姿を、1番近くで見守り応援してきた体験から、食の安全について追求。お菓子作りにおいても、その経験をいかしています。皆さまの毎日に、安心と笑顔をお届けできますように♪

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